. みているままの

いろはうつらないと

わかっているのに

 


子供の頃から

やっていることはかわらない 

当時飼っていた

わんこを 連れて

この時間に

散歩に行くのがすきだった

 


その時住んでいた町は

となりの町の工場のおとや

電車のおとが

ふゆのつめたい空気に

響いてきこえてきて

 


それを

日暮れの色の変化とともに

田んぼの真ん中で

ながめるのが好きだった

 


一番星のひかる

リズムの うたを

うたいながら

 


家の灯りが遠くに見えるのも

だれかの暮らしを感じるようで

しあわせなきもちになった

 


くらやみにいるほうが

あたたかさをたくさん

感じることがある

 

 

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