■
. みているままの
いろはうつらないと
わかっているのに
子供の頃から
やっていることはかわらない
当時飼っていた
わんこを 連れて
この時間に
散歩に行くのがすきだった
その時住んでいた町は
となりの町の工場のおとや
電車のおとが
ふゆのつめたい空気に
響いてきこえてきて
それを
日暮れの色の変化とともに
田んぼの真ん中で
ながめるのが好きだった
一番星のひかる
リズムの うたを
うたいながら
家の灯りが遠くに見えるのも
だれかの暮らしを感じるようで
しあわせなきもちになった
くらやみにいるほうが
あたたかさをたくさん
感じることがある